“緑林”の読み方と例文
読み方割合
りょくりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
韓暹は、今こそ禁門に仕えているが、元来、李楽などと共に、緑林りょくりんに党を結んでいた賊将の上がりなので、たちまち性根を現して
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いかにも拙者は緑林りょくりんの徒。ただしひそかに義賊をもって任じおるものにござりますがどうしてそれを貴殿には……」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼らは、太古の山林に住み、旅人や良民の肉を喰らい血にうそぶいて生きている緑林りょくりんの徒——いわゆる山賊強盗を渡世としたやからだったからである。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)