“りょくりん”の漢字の書き方と例文
語句割合
緑林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「二夫人の従者から将軍が今日にいたるまでのご忠節をつぶさに聞いて、まったく心服したためであります。緑林りょくりんとても、心まで獣心ではありません」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お。どんな山寨さんさいか叩いてみよう。ひとしく緑林りょくりん(盗賊仲間のこと)の者なら、同じ毛色の旅烏がどこへ来ているかなんてことも、ちゃんと見ているかもしれぬ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紫紐むらさきひも丹三たんぞう、赤星重兵衛じゅうべえなどと、第二の緑林りょくりんの徒を糾合きゅうごうして、東海に白浪の悪名をほしいままにしたのは、それから彼が二十九歳に刑刀をうけるまでのたん生涯の話で
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)