“緑金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りよくこん50.0%
りょくきん16.7%
りょくこん16.7%
りよくきん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
靄ごもりかさむ若葉の緑金りよくこんはただ一方ひとかたを陽の照らふらし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
木下杢太郎も吉井勇よしいいさむ長田秀雄ながたひでおも若かった。ゲエテの門番の孫で、伊上凡骨いがみぼんこつの弟子の猿づらの彫刻家独逸ドイツ人のフリッツ・ルㇺプも若かった。桐の花とカステラの時代だ。緑金りょくきん暮春調の時代だ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
と、蒼蠅あおばえだ、緑金りょくこんの点々々が真向から目をち、頬を撲ち、鼻を撲ち、口を撲ち、たちどころにまた紫の螺旋らせんの柱となって襲いかかった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
なみ珠玉しゆぎよくちりばめ、白銀しろがねくも浮彫うきぼりよそほひ、緑金りよくきん象嵌ぞうがん好木奇樹かうぼくきじゆ姿すがたらして、粧壁彩巌しやうへきさいがんきざんだのが、一である。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)