“金緑”の読み方と例文
読み方割合
きんりょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまのところ、笠原の上機嫌をそこなういかなるものもないふうで、グラスの底に澱んだ金緑きんりょくのアブサントが、水を注ぐにつれて乳白色に変り、それが真珠母色に輝いてくるのを浮きうきとながめていた。
雪間 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)