“伊上凡骨”の読み方と例文
読み方割合
いがみぼんこつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うまいと思ったのは、彫刻家の伊上凡骨いがみぼんこつだけで、盟主の鉄幹は、のちの伊庭孝いばたかしに似て、実に堂々たる押出しだった。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
木下杢太郎も吉井勇よしいいさむ長田秀雄ながたひでおも若かった。ゲエテの門番の孫で、伊上凡骨いがみぼんこつの弟子の猿づらの彫刻家独逸ドイツ人のフリッツ・ルㇺプも若かった。桐の花とカステラの時代だ。緑金りょくきん暮春調の時代だ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)