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緑蔭
ふりがな文庫
“緑蔭”の読み方と例文
読み方
割合
りょくいん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょくいん
(逆引き)
「ほう、あれが少女の滝かね」その滝は左の
緑蔭
(
りょくいん
)
から
懸
(
かか
)
ってあまりに
幽
(
かす
)
かな水の線、線、線であった。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
桜の散る時分には、夕暮の風に吹かれて、四つの橋を
此方
(
こちら
)
から向うへ渡り、向うから又此方へ渡り返して、長い
堤
(
どて
)
を縫う様に歩いた。がその桜はとくに散てしまって、今は
緑蔭
(
りょくいん
)
の時節になった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
詩人が歌う
緑蔭
(
りょくいん
)
幽草
(
ゆうそう
)
白花
(
はくか
)
を点ずるの時節となって、
畑
(
はたけ
)
の境には雪の様に
卯
(
う
)
の花が咲きこぼれる。
林端
(
りんたん
)
には白いエゴの花がこぼれる。田川の
畔
(
くろ
)
には、
花茨
(
はないばら
)
が
芳
(
かんば
)
しく咲き乱れる。然し見かえる者はない。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
緑蔭(りょくいん)の例文をもっと
(5作品)
見る
“緑蔭”の意味
《名詞》
「緑陰」の別表記。
(出典:Wiktionary)
緑
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
蔭
漢検準1級
部首:⾋
14画
“緑”で始まる語句
緑
緑色
緑青
緑玉
緑葉
緑雨
緑林
緑門
緑金
緑宝玉
“緑蔭”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
高浜虚子
北原白秋
夏目漱石