“桜雲”の読み方と例文
読み方割合
あううん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杜陵とりやうを北へ僅かに五里のこの里、人は一日の間に往復致し候へど、春の歩みは年々一週が程を要し候。御地は早や南の枝に大和心やまとごころほころび初め候ふの由、満城桜雲あううんの日も近かるべくと羨やみ上げ候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)