“汚塵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほこり40.0%
をぢん40.0%
おじん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こぶしを挙げて丁と打ち猿臂えんぴを伸ばして突き飛ばせば、十兵衛たまらず汚塵ほこりまみれ、はいはい、狐につままれました御免なされ、と云いながら悪口雑言聞き捨てに痛さを忍びて逃げ走り
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
嗚呼人よ、東海君子国の世界に誇負こふする所以ゆゑんの者は、一に鮮血を怒涛に洗ひ、死屍を戦雲原頭にさらして、汚塵をぢん濛々もうもうの中に功を奏する戦術の巧妙によるか。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
... 知らないと何でもそう間違えるよ。そこで鶏卵は何故にスープや珈琲こーひーのアクを取るやというのは」中川「玉子の蛋白質は熱に逢うと凝結ぎょうけつするから流動物と混ぜて熱を加えると流動物中の固形物や汚塵おじんを ...
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)