“嘱目”のいろいろな読み方と例文
旧字:囑目
読み方割合
しょくもく94.1%
しよくもく5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
特にビクターにブッシュのヴァイオリンと組んで入っている、ゼルキン(Rudolf Serkin)は最も将来を嘱目しょくもくされるだろう。
上屋敷は、八重洲河岸やえすがしの川ぞいにある。ろくは四万石、そして、彼はまだ若かった。時勢の新人で、俊才で、未来の老中をもって嘱目しょくもくされていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
相沢活夫君の論は、此号の論客中尤も文に老練なる者と可申まうすべく、君の感慨には小生亦ひそかに同情に堪へざる者に有之候。既にこの気概あり、他日の行動嘱目しよくもくの至りに御座候。(以下次号)
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)