“嘱託”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくたく77.8%
しよくたく11.1%
ぞくたく11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は一八八四年の夏、政府の嘱託しょくたくを受けて古美術を研究するためにここに来た。そうして法隆寺の僧にこの廚子を開くことを交渉した。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
予は一介の嘱託しよくたく教授に過ぎなかつたから、予の呼吸し得た自由の空気の如きも、実は海軍当局が予に厚かつた結果と云ふよりも、或は単に予の存在があれどもなきが如くだつた為かも知れない。
入社の辞 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
次で保は七月一日に静岡高等英華えいか学校にへいせられ、九月十五日にまた静岡文武館の嘱託ぞくたくを受けて、英語を生徒に授けた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)