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相当
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そうとう
ふりがな文庫
“
相当
(
そうとう
)” の例文
旧字:
相當
相当
(
そうとう
)
に
修行
(
しゅぎょう
)
が
積
(
つ
)
んだら、一
緒
(
しょ
)
に
棲
(
す
)
むとか、
棲
(
す
)
まないとか
申
(
もう
)
すことは、さして
苦労
(
くろう
)
にならないようになって
了
(
しま
)
うのではないでしょうか。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
父親
(
ちちおや
)
は、
怠
(
なま
)
け
者
(
もの
)
で、その
子
(
こ
)
の
教育
(
きょういく
)
ができないために、
行商
(
ぎょうしょう
)
にきた
人
(
ひと
)
にくれたのが、いま一
人前
(
にんまえ
)
の
男
(
おとこ
)
となって、
都会
(
とかい
)
で
相当
(
そうとう
)
な
店
(
みせ
)
を
出
(
だ
)
している。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これがいつもならば泣き虫の蛾次郎、
本領
(
ほんりょう
)
を
発揮
(
はっき
)
してワアワア泣き声をあげているはずだが、かれも生死の境にたった以上、ふだんよりは
相当
(
そうとう
)
につよい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼奴
(
きゃつ
)
は犠牲者の兄だというので心を許していましたが、イヤ
相当
(
そうとう
)
なものですよ。彼奴は無職で家にブラブラしているかと思うと、どこかへ行ってしまって、幾晩もかえって来ない。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
が、
家宅捜索
(
かたくそうさく
)
をすると、
時価
(
じか
)
概算
(
がいさん
)
一
億円
(
おくえん
)
に
相当
(
そうとう
)
する
金塊
(
きんかい
)
、
白金
(
はくきん
)
、その
他
(
た
)
の
地金
(
ぢがね
)
が
居室
(
きょしつ
)
の
床下
(
ゆかした
)
から
発見
(
はっけん
)
されたため、ついに
包
(
つつ
)
みきれずして、
刈谷音吉
(
かりやおときち
)
毒殺
(
どくさつ
)
のてんまつを
自供
(
じきょう
)
するに
到
(
いた
)
つた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
▼ もっと見る
ここ作爺さんのもとへ
預
(
あず
)
けによこした時、左膳も
相当
(
そうとう
)
なもので、どこからか同じような箱と風呂敷を見つけてきて、それは橋下の自分の小屋へ置くことにしたと言いましたが、さては
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
五十円なら
相当
(
そうとう
)
だ。
魔法の笛
(新字新仮名)
/
ロバート・ブラウニング
(著)
父親
(
ちちおや
)
は
相当
(
そうとう
)
高
(
たか
)
い
地位
(
ちい
)
の
大宮人
(
おおみやびと
)
で、
名
(
な
)
は
狭間信之
(
はざまのぶゆき
)
、
母親
(
ははおや
)
の
名
(
な
)
はたしか
光代
(
みつよ
)
、そして
雛子
(
ひなこ
)
は
夫婦
(
ふうふ
)
の
仲
(
なか
)
の
一粒種
(
ひとつぶだね
)
のいとし
児
(
こ
)
だったのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
では、
築城術
(
ちくじょうじゅつ
)
の
論議試合
(
ろんぎじあい
)
と
目
(
もく
)
されている方などは、その人がすくないかと思うと、これにも
相当
(
そうとう
)
きこえた人物の名が見えるのはさすがに戦国の学風によるものか
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さだめし
高価
(
こうか
)
のものであろうと
思
(
おも
)
いながら
聞
(
き
)
いてみますと、はたして
相当
(
そうとう
)
な
値
(
あたい
)
でした。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの強烈な電気に
相当
(
そうとう
)
参
(
まい
)
っているところへ、あの硝子の
裂
(
さ
)
け
目
(
め
)
へつっかかったんで、二重の
弱
(
よわ
)
り目に
祟
(
たた
)
り目で、沼の中へ落ちこんだまま、
匍
(
は
)
い
上
(
あが
)
りも飛び上りも出来なくなったんですよ。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
の
通信
(
つうしん
)
は
昭和
(
しょうわ
)
四
年
(
ねん
)
春
(
はる
)
から
現在
(
げんざい
)
に
至
(
いた
)
るまで
足掛
(
あしかけ
)
八
年
(
ねん
)
に
跨
(
また
)
がりて
現
(
あら
)
われ、その
分量
(
ぶんりょう
)
は
相当
(
そうとう
)
沢山
(
たくさん
)
で、すでに
数冊
(
すうさつ
)
のノートを
埋
(
うず
)
めて
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
あめも
相当
(
そうとう
)
に
売
(
う
)
れて
宿賃
(
やどちん
)
にも
困
(
こま
)
らずにすみましたが、
都会
(
とかい
)
は、
田舎
(
いなか
)
とちがって
空気
(
くうき
)
のよくないことや、のんきに
暮
(
く
)
らされないので、いろいろそんなことが
原因
(
げんいん
)
となって、おじいさんは
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
電気の先生だった戸浪が
相当
(
そうとう
)
頼母
(
たのも
)
しい探索をしていてくれるから、彼と同盟すれば、大いに
便宜
(
べんぎ
)
が得られるであろうという見込みだが、但し戸浪自身が犯人の場合は全く失敗になるわけだった。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模