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泣出
読み方 | 割合 |
なきだ | 53.8% |
なきいだ | 30.8% |
なきい | 7.7% |
なきいづ | 7.7% |
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今は
早や、お
慈悲、お
慈悲の
聲も
嗄れて、
蒋生手放しに、わあと
泣出し、
涙雨の
如く
下ると
聞けば、
氣の
毒にも
又あはれに
成る。
揚て
泣出すゆゑ越前守殿は
言葉靜にコリヤ/\三吉
最少と前へ出よ何も
怕事はなし
泣な/\サア/\
好物を遣はさうと
饅頭を紙に
載て與へられ是を
女子の
太息に
胸の
雲を
消して、
月もる
窓を
引たつれば、
音に
目ざめて
泣出づる
稚兒を、あはれ
可愛しいかなる
夢を
見つる
乳まゐらせんと
懷あくれば
笑みてさぐるも
憎からず
女子は
太息に胸の雲を消して、月もる窓を
引たつれば、音に目さめて
泣出る
稚児を、「あはれ
可愛し、いかなる夢をか見つる。乳まいらせん」と
懐あくれば、
笑みてさぐるも憎くからず、「
勿躰なや、 ...