“泣声”のいろいろな読み方と例文
旧字:泣聲
読み方割合
なきごえ63.6%
なきごゑ27.3%
なみだごえ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アーサー少年は泣声なきごえを出したが、もう仕方がない。翼をはなれた爆弾は、見る見る小さい白点となって、碧海湾の奥の入江へ落ちて行った。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
断念あきらめてりましたところが(泣声なきごゑ鉄瓶点てつびんだてゞ一ぷくくださるとは……往昔むかし友誼よしみをお忘れなく御親切ごしんせつに……わたくしう死んでもうございます。
目科はと厳格に「はい警察署から送られました、わたくしは其筋の探偵です」と答う探偵との返事を聞き倉子は絶望せし人のごとく元の椅子に沈み込み殆ど泣声なみだごえを洩さんとせしも、思直おもいなおしてか又起上たちあが
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)