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泣声
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なきごゑ
ふりがな文庫
“
泣声
(
なきごゑ
)” の例文
旧字:
泣聲
断念
(
あきら
)
めて
居
(
を
)
りましたところが(
泣声
(
なきごゑ
)
)
鉄瓶点
(
てつびんだ
)
てゞ一
服
(
ぷく
)
下
(
くだ
)
さるとは……
往昔
(
むかし
)
の
友誼
(
よしみ
)
をお忘れなく
御親切
(
ごしんせつ
)
に……
私
(
わたくし
)
は
最
(
も
)
う死んでも
宜
(
よ
)
うございます。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
既
(
すで
)
にして、松川が
閨
(
ねや
)
に到れば、こはそもいかに
彼
(
か
)
の
泣声
(
なきごゑ
)
は
正
(
まさ
)
に
此室
(
このま
)
の
裡
(
うち
)
よりす、予は
入
(
はひ
)
るにも
入
(
はひ
)
られず
愕然
(
がくぜん
)
として
襖
(
ふすま
)
の外に
戦
(
わなな
)
きながら
突立
(
つツた
)
てり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
好きでない気質の交つた子だと、鏡子は昔からの感情の
改
(
あらたま
)
り
難
(
がた
)
い事も健に思つたのであつた。隣の間で榮子の
泣声
(
なきごゑ
)
がする。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
然
(
さ
)
るからに執念の留まれるゆゑにや、常には
然
(
さ
)
せる
怪
(
くわい
)
無きも、
後住
(
こうぢう
)
なる旗野の家に
吉事
(
きつじ
)
ある
毎
(
ごと
)
に、
啾々
(
しう/\
)
たる
婦人
(
をんな
)
の
泣声
(
なきごゑ
)
、不開室の内に聞えて、
不祥
(
ふしやう
)
ある時は、さも
心地好
(
こゝちよ
)
げに笑ひしとかや。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“泣”で始まる語句
泣
泣面
泣出
泣腫
泣々
泣音
泣言
泣聲
泣叫
泣伏