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泣言
ふりがな文庫
“泣言”の読み方と例文
読み方
割合
なきごと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なきごと
(逆引き)
貧乏咄をして
小遣銭
(
こづかいせん
)
にも困るような
泣言
(
なきごと
)
を能くいっていても、いつでもゾロリとした
常綺羅
(
じょうきら
)
で、困ってるような
気振
(
けぶり
)
は少しもなかった。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
其日誠吾は
中々
(
なか/\
)
金
(
かね
)
を貸して
遣
(
や
)
らうと云はなかつた。代助も
三千代
(
みちよ
)
が気の毒だとか、可哀想だとか云ふ
泣言
(
なきごと
)
は、可成避ける様にした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
遁
(
のが
)
れて嬉しいという多くの歌を残しているのと反対に、そんな
泣言
(
なきごと
)
はもう流行しなくなってから、かえって
怖
(
おそ
)
ろしく塵が我々を攻め出した。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
泣言(なきごと)の例文をもっと
(9作品)
見る
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“泣”で始まる語句
泣
泣面
泣出
泣腫
泣々
泣声
泣音
泣聲
泣叫
泣伏
“泣言”のふりがなが多い著者
シャーロット・ブロンテ
九鬼周造
内田魯庵
柳田国男
室生犀星
江戸川乱歩
夏目漱石
吉川英治
永井荷風