“泣出(なきい)” の例文
女子(をなご)の太息(といき)に胸(むね)の雲(くも)を消(け)して、月(つき)もる窓(まど)を引(ひき)たつれば、音(おと)に目(め)ざめて泣出(なきい)づる稚兒(をさなご)を、あはれ可愛(かはゆ)しいかなる夢(ゆめ)を見(み)つる乳(ちゝ)まゐらせんと懷(ふところ)あくれば笑(ゑ)みてさぐるも憎(にく)からず
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)