“賦役”の読み方と例文
読み方割合
ふえき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の人は百姓一揆も知らず、天馬、手振りの賦役ふえきの激しさも知らないが、明治生れの私には、人ごとならず実感を伴うのである。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ここ年々の合戦つづきに、倉廩そうりんの貯えも、富めりとはいえないし、百姓の賦役ふえきも、まだ少しも軽くはなっておらない。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その途筋みちすじでは駅馬えきばを徴発して来ますので、その駅馬なるものはその地方の賦役ふえきとして必ず徴発に応じなければならん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)