“賦課”の読み方と例文
読み方割合
ふか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予算一万貫、工人二万、京都の富豪たちにも、賦課ふかを申しつけた。——そして彼は虎の毛皮の行縢むかばき穿うがち、時には、手に白刃はくじんをさげて、外門の工を見廻った。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
耕作人は少く新に税が賦課ふかされる時代で東京近在の田畑の中には酒一升つけて無価で貰ってもらうというところさえ出来た頃のことだから弥太郎のこの算段は骨が折れた。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
になをもって賦課ふかとした制度は、是も伊波氏はただ一つの例しか挙げておられぬが、いよいよこの物の国際価値が低下して、量をもってその弱点を補わねばならぬようになると
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)