“ふえき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賦役40.0%
不易33.3%
扶掖13.3%
夫役13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここ年々の合戦つづきに、倉廩そうりんの貯えも、富めりとはいえないし、百姓の賦役ふえきも、まだ少しも軽くはなっておらない。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不腆ふてんといえども、我国の人年来恩遇を受けしをいささか謝し奉らんがために献貢す。向来きょうらい不易ふえきの恩恵をねがうのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
しかして文明の程度に於て日本は支那に対し一日の長あるゆえんを以て、将来支那を促し、それを世界最高の文明に進むるには、日本は当然その扶掖ふえき提撕ていせいの任に当らなければならぬ。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
天皇はそれをご覧になって、みなの者も、もうすっかりゆたかになったとおっしゃって、ようやくご安心なさいました。そして、そこではじめて租税そぜい夫役ふえきをおおせつけになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)