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不易
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ふえき
ふりがな文庫
“
不易
(
ふえき
)” の例文
すなわち土俵を作り、それを標準とするが、この土俵なるものは
天然
(
てんねん
)
に定まれる一定
不易
(
ふえき
)
の
圏
(
けん
)
でなく、人為的に仮りに定めたるに過ぎぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
不腆
(
ふてん
)
といえども、我国の人年来恩遇を受けしを
聊
(
いささ
)
か謝し奉らんがために献貢す。
向来
(
きょうらい
)
不易
(
ふえき
)
の恩恵を
希
(
ねが
)
うのみ。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
曰
(
いは
)
く、宗教にして、
若
(
も
)
し、万世
不易
(
ふえき
)
の形を取り、万人の為め、
予
(
あらかじ
)
め、
劃然
(
かくぜん
)
として
具
(
そな
)
へられたらむには、精神界の進歩は直に止りて、
厭
(
いと
)
ふべき凝滞はやがて
来
(
きた
)
らむ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
『だが、
宣和
(
せんな
)
の盛時に生れたら、誰だって、
万代
(
ばんだい
)
不易
(
ふえき
)
とおもうじゃないか』
人間山水図巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
国体名分改正の初めなれば旧来の条約明白適中せざるは一々に改正し公明正大百年
不易
(
ふえき
)
の条約を定むべし。ただおそらくは事件によっては
忌嫌
(
きけん
)
なきにしもあらざるべし。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
力ある者が力なきものを養いかつ
護
(
まも
)
るこそ、生物界における永遠
不易
(
ふえき
)
の法則である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
易
常用漢字
小5
部首:⽇
8画
“不易”で始まる語句
不易量