“行先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆくさき61.3%
ゆきさき19.4%
ゆくて12.9%
いくさき3.2%
ゆきさ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小六宗助きるに、何處かへつて、今朝さへせなかつた。宗助御米つて別段行先しもしなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
中には娘の死んでからの行先を聞いたものがある。巫女は死んでからは、の人も平等に同じい幸福を受けるものだ。
薔薇と巫女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
鶏の鳴きかわす声が遠近の霧の中に聞える。坂を越して野辺山が原まで出てまいりますと、霧の群は行先に集って、足元も仄暗い。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どつちへ行くんですか。」と、聞きますと、子供はその行先を申しましたので、おぢいさんはそこへ子供をおんぶして行き、それから又のところを見てあるきました。
拾うた冠 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
また神奈川在とのみにて行先きも判然ときいて置かなかったし、何うしてかとうろ/\して居りますと、新橋発十時の汽車はまた汽笛をならして通り越して仕舞う。