“行先々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆくさきざき50.0%
ゆくさき/″\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ええ、空惚そらとぼけおるか。おぬしは拙者の腰の印籠いんろうを盗みおった。勿論油断して岩を枕に午睡ひるねしたのがこちらの不覚。併し懐中無一文の武者修業、行先々ゆくさきざきの道場荒し。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
道中だうちう——旅行たび憂慮きづかひは、むかしからみづがはりだとふ。……それを、ひとくと可笑おかしいほどにするのであるから、行先々ゆくさき/″\停車場ステーシヨンる、おちやいてる、とつても安心あんしんしない。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)