“先行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきゆき50.0%
さきいき25.0%
さきゆ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老爺じじい対手あいてじゃ先行さきゆきがしない。し、直接じかづけ懸合かけあおう。」とふいと立って奥へずかずか。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
石田家の一家五人が、渋谷の奥のバラックの楽園を出て、先行さきいき不案内のまま、麻布の古邸に復帰したのは五月の末のことだったが、間もなく、ケチンから火事を出す騒ぎをした。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
つはものはかくしあるべし先行さきゆくとおもてもふらず戦ひ死にぬ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)