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行先
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ゆきさき
ふりがな文庫
“
行先
(
ゆきさき
)” の例文
中には娘の死んでからの
行先
(
ゆきさき
)
を聞いたものがある。巫女は死んでからは、
何
(
ど
)
の人も平等に同じい幸福を受けるものだ。
薔薇と巫女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
行先
(
ゆきさき
)
の認めの
無
(
ね
)
い松公を慕って居ても末始終お前の身の上が
覚束無
(
おぼつかね
)
えよ、縁有って一度でも二度でも苦労をした間柄だから、少しの金で松公の手が切れる事なら
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お島はその日も、外へ出ていった鶴さんの
行先
(
ゆきさき
)
を、てっきり植源のおゆうの
許
(
とこ
)
と目星をつけて、やって来たのであった。そして気味を悪がって姉の止めるのも
肯
(
き
)
かずに、出ていった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
私は若かったので、君の
行衛
(
ゆくえ
)
を探す
術
(
すべ
)
を知らなんだ。多くの債権者を持つ君の父親は、
何人
(
なんぴと
)
にもその
行先
(
ゆきさき
)
を知らせないで、姿をくらましてしまった。私はいつ君に逢えることか分らなんだ。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
行先
(
ゆきさき
)
がはっきりしていればね」
青玉の十字架
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
▼ もっと見る
行先
(
ゆきさき
)
は
尚
(
な
)
ほ
暗
(
くら
)
い。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
門野が
家
(
うち
)
をあけると申しましても、極く
僅
(
わずか
)
の間で、それが
大抵
(
たいてい
)
は
行先
(
ゆきさき
)
が知れているのですし、日記帳だとか手紙類、写真までも、こっそり調べて見ましても、あの人の心持を確め得る様な跡は
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“行先”で始まる語句
行先々