“おほむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.7%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我は羅馬以北の景を看て、そのおほむね皆陰鬱なるに驚きぬ。大澤たいたくの畔の如くならず、テルラチナなる橄欖の林の棕櫚しゆろを交へたるが如くならず。
建築の外観の宏壮なのも、実は近寄つて見ると巨石を用ひた英仏の古い奥ゆかしい建築とちがつて、おほむね人造石で堅めてあるのでがつかりする。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ゆゑ其著書そのちよしよ餘萬言よまんげん大抵たいていおほむ(二一)寓言ぐうげんなり(二二)漁父ぎよふ盜跖たうせき胠篋きよけふつくり、もつ孔子こうし詆訿ていしし、もつ老子らうし(二三)じゆつあきらかにせり。(二四)畏累虚わいるゐきよ亢桑子かうさうしたぐひみな空語くうごにして事實じじつし。