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概
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おもむき
ふりがな文庫
“
概
(
おもむき
)” の例文
依然としてわが格式に相応した一段と高尚なる道徳律を守って、常に郷党の精神的生活を代表せんとする
概
(
おもむき
)
のあるのは、なるほど前代の遺風といえば遺風であるが
家の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
幸いに植物が好きであったために、この九十二歳になっても、英気ぼつぼつ、壮者をしのぐ
概
(
おもむき
)
がある。
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
叱呼
(
しっこ
)
しながら、シャルムウズの袖をまくり、
河童頭
(
かっぱあたま
)
を一振り振って勢い立ったる有様は、さながらシノンの野におけるジャンヌ・ダルクのごとく意気沖天の
概
(
おもむき
)
があった。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
落日の巷を行くの
概
(
おもむき
)
があったし、ふと己の胸中に「孤独者」の嘲笑を見出すこともあったが、激変してゆく周囲のどこかに、もっと切実な「孤独者」が潜んでいはすまいかと
翳
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
そして巣の僅かな微動にも緊張した神経が震えおののく様は、単なる触知でなしに、感情的知覚の域にまでふみこんでる
概
(
おもむき
)
がある。あのものぐさと敏感さとには、何かしら病的な不気味なものがある。
蜘蛛
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
▼ もっと見る
彼の態度にはちょっと老将というような
概
(
おもむき
)
があった。
競漕
(新字新仮名)
/
久米正雄
(著)
“概”の意味
《名詞》
(とかき)枡からはみ出た分をならす棒(「おおむね」の原義)
(出典:Wiktionary)
概
常用漢字
中学
部首:⽊
14画
“概”を含む語句
大概
概略
梗概
概括
概念
概説
一概
気概
概算
其概略
氣概
概観
詠歌大概
西籍概論
実体概念
既成概念
機能概念
概論
梗概的
概觀
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