“河童頭”の読み方と例文
読み方割合
かっぱあたま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟の和助も兄たちについて東京の方へ勉強に行かれることを何よりのよろこびにして、お河童頭かっぱあたまを振りながら勇んで踏み出すという子供だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
大きく叫んだまま、彼の眼はなにものかに吸いつけられ、河童頭かっぱあたまの毛はそそけ立って、じーっと、くりみたいに、五体をかたくすくめてしまった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
座席の上に横坐りして絹靴下のあしのうらを広く一般に公開し、荷物棚から真田紐さなだひもでつるした一個二フランの貸し枕に河童頭かっぱあたまをもたらせ、すやすやと熟睡する相好は