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河童頭
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かっぱあたま
ふりがな文庫
“
河童頭
(
かっぱあたま
)” の例文
弟の和助も兄たちについて東京の方へ勉強に行かれることを何よりのよろこびにして、お
河童頭
(
かっぱあたま
)
を振りながら勇んで踏み出すという子供だ。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
大きく叫んだまま、彼の眼はなにものかに吸いつけられ、
河童頭
(
かっぱあたま
)
の毛はそそけ立って、じーっと、
栗
(
くり
)
の
実
(
み
)
みたいに、五体をかたく
竦
(
すく
)
めてしまった。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
座席の上に横坐りして絹靴下の
蹠
(
あしのうら
)
を広く一般に公開し、荷物棚から
真田紐
(
さなだひも
)
でつるした一個二
法
(
フラン
)
の貸し枕に
河童頭
(
かっぱあたま
)
をもたらせ、すやすやと熟睡する相好は
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
イートン・クロップのお
河童頭
(
かっぱあたま
)
がよく似合う子だった。前髪が、
切長
(
きれなが
)
の
涼
(
すず
)
しい眼とスレスレのところまで
垂
(
た
)
れていた。なによりも可愛いのは、その、発育しきらないような
頤
(
あご
)
だった。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
お
河童頭
(
かっぱあたま
)
の、
妙齢
(
としのころ
)
十八九歳ばかりとも見える Made in Japan のお嬢さんが坐っていて、御者の唄う歌に
調
(
あわ
)
せて手拍子を打っているのである。
ノンシャラン道中記:08 燕尾服の自殺 ――ブルゴオニュの葡萄祭り――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
すると、群れのあいだから、
河童頭
(
かっぱあたま
)
のおそろしく背の短い男が出てきて
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
叱呼
(
しっこ
)
しながら、シャルムウズの袖をまくり、
河童頭
(
かっぱあたま
)
を一振り振って勢い立ったる有様は、さながらシノンの野におけるジャンヌ・ダルクのごとく意気沖天の
概
(
おもむき
)
があった。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
するとそこへ、
河童頭
(
かっぱあたま
)
の
侏儒
(
こびと
)
に似た小男が駈けてきて
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
河童頭
(
かっぱあたま
)
の令嬢が一念発起して画道の修業に取りかかるため来村いたしたこと、この小屋は正当な手続きを踏んで、長期の契約で周旋屋から借り入れたこと、その契約書はここにあること
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
童
常用漢字
小3
部首:⽴
12画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“河童”で始まる語句
河童
河童橋
河童坂
河童路地
河童党
河童共
河童髪
河童捕
河童連
河童権