“滸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほとり55.6%
ほと44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驪山の温泉の所在地から、日本里數で三里許り往くと灞水のほとりに出る。この川幅は二町に近い。川に灞橋が架してあるが、その橋の兩側に楊柳が多い。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
何十里かぶっとばした後、馬も人もようやく疲れてくると、高原の中の小川を求めてそのほとりに下り、馬にみずかう。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
かりに己が此のフィルムの製造せられる北部伊太利イタリーのミラノの近傍、———あるいはアルプスの山のふもと、或いはコモの湖水のほとりに生れたとする。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
いずれも海のほとりに近く立っているということを、ややおろそかに考える風が久しく続いたが、日本が島国であり、海を渡ってきた民族である限り、是はいつかは補強せらるべき弱点であって
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)