トップ
>
滸
>
ほと
ふりがな文庫
“
滸
(
ほと
)” の例文
かりに己が此のフィルムの製造せられる北部
伊太利
(
イタリー
)
のミラノの近傍、———
或
(
あるい
)
はアルプスの山の
麓
(
ふもと
)
、或いはコモの湖水の
滸
(
ほと
)
りに生れたとする。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
いずれも海の
滸
(
ほと
)
りに近く立っているということを、ややおろそかに考える風が久しく続いたが、日本が島国であり、海を渡ってきた民族である限り、是はいつかは補強せらるべき弱点であって
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
池の茶屋というのは、この冷い水の
滸
(
ほと
)
りに建てられたるただ一軒の
破
(
あば
)
ら家である。入口の腰障子を開けて入ると、すぐ大きな囲炉裡がある。囲炉裡の中には電信柱ほどもある太い薪木が
燻
(
くすぶ
)
っている。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
彼池の
滸
(
ほと
)
りの
一刹那
(
いっせつな
)
を思うては、
戦慄
(
せんりつ
)
せずには居られません。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
滸
漢検1級
部首:⽔
14画
“滸”を含む語句
烏滸
水滸伝
水滸
嗚滸
天保水滸伝
宋朝水滸伝
忠義水滸伝
水滸伝雪挑
水滸画伝
滸我
趙滸
鳴滸