“玉乗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまのり83.3%
たまの16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沼南夫人のジャラクラした姿態なりふりや極彩色の化粧を一度でも見た人は貞操が足駄あしだ穿いて玉乗たまのりをするよりもあぶなッかしいのを誰でも感ずるだろう。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「うん、そうさ、あの葉村のな。……今こそ玉乗たまのりの親方か何かで、真面目に暮らしているけれど、昔はどうして大悪党よ、俺ら以上の悪党だったのさ」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
活動写真だの、連鎖劇れんさげきだの、玉乗たまのりだの、手品つかいの見せ物などを覗いて廻ると、己は一日居ても飽きない。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)