“世界的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せかいてき83.3%
ウヲルドリイ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはじつとしてゐられなかつた。うしなはれようとする人気にんき取返とりかへさうとして、かれらに世界的せかいてき自己じこ宣伝せんでんして、圧倒的あつたうてき名声めいせい盛返もりかへさうとかんがへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
正吉しょうきちはきゅうに、からだをおこして、そらをあおぎながら、しんけんにかんがえこんだのです。そして、自分じぶんが、はなやかな世界的せかいてき選手せんしゅとなったのゆめを、にえがいたのです。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼は吾人を以ての宗教家若しくは詩人、哲学者が世界的ウヲルドリイと呼べるところの事業に渉らずんば無益の文章なりと曰ひたるが如く言へり。如何いかなれば彼の眼かくの如く斜視する乎。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)