“世界中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せかいじゅう44.4%
せかいぢゆう22.2%
せかいじゆう11.1%
せかいぢう11.1%
せかいぢゅう5.6%
せかいちう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもそんなことでもしようとうんです。僕あなたくらい大事だいじなものは世界中せかいじゅうないんです。どうか僕をあいしてください
シグナルとシグナレス (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
しかもその苛責かしやくわかつて、ともくるしんでれるものは世界中せかいぢゆう一人ひとりもなかつた。御米およねをつとにさへこのくるしみをかたらなかつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかし、世界中せかいじゆうどこにもあるこのまるつかほかに、日本につぽんでは他國たこくることの出來できない一種いつしゆかたつかつくられたのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そこで『立派りつぱなユーモリスト』なるしぶ先生せんせいこれして、『世界中せかいぢうのひつくりかへるあしたかな』とやつたんだ。どうだわかつたか。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
乳母 ま、あのよな! ひいさまえ、あのよなおかた世界中せかいぢゅう女衆をなごしゅが……ほんに奇麗きれいな、蝋細工らうざいくたやうな。
いまでも世界中せかいちうからすくちなかには、そのとき火傷やけどのあとが真赤まつかのこつてゐるといふ。ひときらはれながらも、あのあはれなペンペのためにいてゐるのだ。
火を喰つた鴉 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)