世界的せかいてき)” の例文
かれはじつとしてゐられなかつた。うしなはれようとする人気にんき取返とりかへさうとして、かれらに世界的せかいてき自己じこ宣伝せんでんして、圧倒的あつたうてき名声めいせい盛返もりかへさうとかんがへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
正吉しょうきちはきゅうに、からだをおこして、そらをあおぎながら、しんけんにかんがえこんだのです。そして、自分じぶんが、はなやかな世界的せかいてき選手せんしゅとなったのゆめを、にえがいたのです。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
イタリーでもつと著名ちよめい火山かざんはヴェスヴィオ(たか千二百二十三米せんにひやくにじゆうさんめーとる)であるが、これが世界的せかいてきにもまた著名ちよめいであるのは、西暦せいれき紀元七十九年きげんしちじゆうくねん大噴火だいふんかおいて、ポムペイ降灰こうはいにて埋沒まいぼつしたこと
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
名詞めいし=四かいいへとするひと。一所不住しよふぢうひと世界的せかいてきひと世界主義者せかいしゆぎしや
彼は、小説しょうせつ戯曲ぎきょく評論ひょうろん伝記でんき、そのいろいろなものをきましたが、すべて、立派りっぱな作品として長くのこるようなものが多く、中でも、小説と随筆ずいひつとには、世界的せかいてき傑作けっさくが少なくありません。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)