“埒外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らちがい70.0%
らちぐわい20.0%
らちそと3.3%
らつがい3.3%
らつぐわい3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯その方向を埒外に逸しないことにある。この頃、夜毎に蟋蟀が啼いているが、耳を澄ませばその一つ一つに、いい知れぬ特色がある。
日本的童話の提唱 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども其の埒外することの出來ないのが運命なのだから爲方がない、性格悲劇といふ戯曲一種があるが、僕等が丁度其だ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
阪を上って放牧場の埒外を南へ下り、ニタトロマップの細流を渡り、斗満殖民地入口と筆太に書いた棒杭を右に見て、上利別原野に来た。野中に、ぽつり/\小屋が見える。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
何方付かずに真中へ立って、煮え切らずに前進する事は容易であった。けれども、今の彼は、不断の彼とは趣を異にしていた。再び半身を埒外でて、余人と握手するのは既に遅かった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何方付かずに真中つて、煮え切らずに前進する事は容易であつた。けれども、は、不断の彼とはを異にしてゐた。再び半身を埒外でて、余人と握手するのは既にかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)