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埒外
ふりがな文庫
“埒外”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
らちがい
71.0%
らちぐわい
19.4%
らちそと
3.2%
らつがい
3.2%
らつぐわい
3.2%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らちがい
(逆引き)
唯その方向を
埒外
(
らちがい
)
に逸しないことにある。この頃、夜毎に
蟋蟀
(
こおろぎ
)
が啼いているが、耳を澄ませばその一つ一つに、いい知れぬ特色がある。
日本的童話の提唱
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
埒外(らちがい)の例文をもっと
(22作品)
見る
らちぐわい
(逆引き)
けれども其の
埒外
(
らちぐわい
)
に
逸
(
ゐつ
)
することの出來ないのが
運命
(
うんめい
)
なのだから
爲方
(
しかた
)
がない、
性格悲劇
(
せいかくひげき
)
といふ
戯曲
(
ぎきよく
)
の
一種
(
いつしゆ
)
があるが、僕等が
丁度
(
てうど
)
其だ。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
埒外(らちぐわい)の例文をもっと
(6作品)
見る
らちそと
(逆引き)
阪を上って放牧場の
埒外
(
らちそと
)
を南へ下り、ニタトロマップの
細流
(
さいりゅう
)
を渡り、斗満殖民地入口と
筆太
(
ふでぶと
)
に書いた
棒杭
(
ぼうぐい
)
を右に見て、
上利別
(
かみとしべつ
)
原野
(
げんや
)
に来た。
野中
(
のなか
)
、
丘
(
おか
)
の
根
(
ね
)
に、ぽつり/\小屋が見える。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
埒外(らちそと)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
らつがい
(逆引き)
何方
(
どっち
)
付かずに真中へ立って、煮え切らずに前進する事は容易であった。けれども、今の彼は、不断の彼とは趣を異にしていた。再び半身を
埒外
(
らつがい
)
に
挺
(
ぬきん
)
でて、余人と握手するのは既に遅かった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
埒外(らつがい)の例文をもっと
(1作品)
見る
らつぐわい
(逆引き)
何方付
(
どつちつ
)
かずに
真中
(
まんなか
)
へ
立
(
た
)
つて、煮え切らずに前進する事は容易であつた。けれども、
今
(
いま
)
の
彼
(
かれ
)
は、
不断
(
ふだん
)
の彼とは
趣
(
おもむき
)
を異にしてゐた。再び半身を
埒外
(
らつぐわい
)
に
挺
(
ぬきん
)
でて、余人と握手するのは既に
遅
(
おそ
)
かつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
埒外(らつぐわい)の例文をもっと
(1作品)
見る
埒
漢検1級
部首:⼟
10画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“埒”で始まる語句
埒
埒内
埒口
埒明
埒入
埒無
埒際
埒明的
“埒外”のふりがなが多い著者
丘丘十郎
三島霜川
田畑修一郎
河上肇
徳冨蘆花
牧野富太郎
ロマン・ロラン
谷崎潤一郎
高浜虚子
内田魯庵