“埒際”の読み方と例文
読み方割合
らちぎわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ競馬の催が始まるということになりましたので、四千の群集はほこりを揚げて、馬場の埒際らちぎわへ吾先にとけて参ります。源は黄色い土烟をいで噎返むせかえりました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)