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鶏犬
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けいけん
ふりがな文庫
“
鶏犬
(
けいけん
)” の例文
鶏犬
(
けいけん
)
の声は平和のシムボルでありますけれど、鶏は時を作るものだが、犬は時間を知らせるものではありません。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
兵馬の目的には頓着なく、存外
鷹揚
(
おうよう
)
な客と見たので、駕籠屋は勢いよく急がせる。そのうちに、前後でしきりに聞ゆる
鶏犬
(
けいけん
)
の声。夜は
白々
(
しらじら
)
と明け放れたものと見ゆる。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この一つ家の中には、弁信その人のほかには、絶えて人間の気配のするものを
容
(
い
)
れていないと同じく、その
煤
(
すす
)
けた天井には鼠の走る音もあるのではなく、その外壁のあたりに、
鶏犬
(
けいけん
)
の声だも起らない。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“鶏犬”の意味
《名詞》
鶏 犬(けいけん)
鶏と犬。
(出典:Wiktionary)
鶏
常用漢字
中学
部首:⿃
19画
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
“鶏”で始まる語句
鶏
鶏卵
鶏冠
鶏頭
鶏鳴
鶏肉
鶏小舎
鶏舎
鶏肋
鶏小屋