跋渉ばつせう)” の例文
訳者バアトンは東方諸国を跋渉ばつせうした英吉利イギリスの陸軍大尉であるが、本の方を中心にしてお話すると、バアトンの訳本の成立ちは
右一行中小西技師は躰量たいりやう二十三貫の大躯たいくなれ共つねに県下巡回じゆんくわいめ山野の跋渉ばつせうれ、余のごときはと山間のさんにしてくわふるに博物採集はくぶつさいしうめ深山幽谷を跋渉はつせうするの経験けいけん
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
やうやく両足をるるにふ、之れこそ利根の戸倉と会津の檜枝岐とのあひだに在る県道なれば、其嶮岨けんそ云ふべからずと雖も、跋渉ばつせうれたる余等の一行は、あたかたんたる大道をあゆむ如き心地をなし
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)