“ばっしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バッショウ
語句割合
跋渉87.5%
抜抄12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時代から一般の風俗は次第に変って来てポオル・ド・コックのあとには画家の一団体が盛に巴里郊外の勝地を跋渉ばっしょうし始めた。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
村民は五木の厳禁を犯さないかぎり、意のままに明山を跋渉ばっしょうして、雑木を伐採したり薪炭しんたんの材料を集めたりすることができた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
(註一)このパラグラフ及びそれ以下の括弧の終りに至るパラグラフは、著者が一八一六年に著わした、『経済的なかつ安全な通貨に対する諸提案』と題するパンフレットからの抜抄ばっしょうである。
で、ここに当夜の模様などを描写するよりは、むしろ「無言録」の語録そのままで見る方が有効におもわれるので、その一端を次に抜抄ばっしょうしておくことにする。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)