“莫迦気”の読み方と例文
旧字:莫迦氣
読み方割合
ばかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は庭園中を横行濶歩したが、何を見ても感心せず、事実、乱暴で莫迦気ばかげきったことばかりいうので、我々はついに彼をまいて了った。
この話を聞いたときばかりは、流石さすがの乃公も、金槌かなづちで頭を殴られたようにはっと驚いたよ。——だが、そんな莫迦気ばかげたことがあるものかと、憤慨した。
不思議なる空間断層 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そんな莫迦気ばかげた証跡が」熊城は癇癪かんしゃくを抑えるような声を出して、「いったいどこで足跡の前後が証明されるね?」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)