“ばかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬鹿気69.0%
莫迦気14.3%
馬鹿氣11.9%
莫迦氣2.4%
馬鹿毛2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつ如此かくのごとき事をこゝろみし事なし、こゝろみてそのはなは馬鹿気ばかげきつたる事をみとめたれば全然ぜん/\之を放棄はうきせり、みちおこなことみちく事なり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
この話を聞いたときばかりは、流石さすがの乃公も、金槌かなづちで頭を殴られたようにはっと驚いたよ。——だが、そんな莫迦気ばかげたことがあるものかと、憤慨した。
不思議なる空間断層 (新字新仮名) / 海野十三(著)
のがれられないのなら、その場合、我慢することがあなたの義務なのよ。我慢しなければならないことがあなたの運命なのに、それを我慢出來ないなんて云ふのは、弱い馬鹿氣ばかげたことだわ。
今度こんどこそはなんつても、寸分すんぶんぶた相違さうゐありませんでしたから、あいちやんもれをれてくのはまつた莫迦氣ばかげたことだとおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
しやうつてまつたのろくさくて莫迦氣ばかげてるやうにおもはれました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
ソンナ事を議論したり理窟を述べたりする学者も、矢張やはり同じことで、世間なみに俗な馬鹿毛ばかげた野心があるから可笑おかしい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)