トップ
>
莫迦気
>
ばかげ
ふりがな文庫
“
莫迦気
(
ばかげ
)” の例文
旧字:
莫迦氣
彼は庭園中を横行濶歩したが、何を見ても感心せず、事実、乱暴で
莫迦気
(
ばかげ
)
きったことばかりいうので、我々はついに彼をまいて了った。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
この話を聞いたときばかりは、
流石
(
さすが
)
の乃公も、
金槌
(
かなづち
)
で頭を殴られたようにはっと驚いたよ。——だが、そんな
莫迦気
(
ばかげ
)
たことがあるものかと、憤慨した。
不思議なる空間断層
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そんな
莫迦気
(
ばかげ
)
た証跡が」熊城は
癇癪
(
かんしゃく
)
を抑えるような声を出して、「いったいどこで足跡の前後が証明されるね?」
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
纒持が棟木にとまっている有様に至っては、この上もなく
莫迦気
(
ばかげ
)
ている。彼等は勇敢な者達で、屡々彼等の危険な場所に長くいすぎて命を失う。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
僕はそんな
莫迦気
(
ばかげ
)
たことがと
排斥
(
はいせき
)
していたのが、そもそも大間違いではなかったかと考え直し、それからもう一度一切の整理をやり返すと、始めてすこし事情が判って来た。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「座間、名案があるぞ。僕にそんな
莫迦気
(
ばかげ
)
たことを、いわないでもすむようになるぞ」
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
これは或は
莫迦気
(
ばかげ
)
ているかも知れぬが、理解のある人が、ある種のことをいった後で木材を叩いたり、戸の上に蹄鉄を打ちつけたりすることだって、同様に莫迦げている。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
しかし、その室が古代時計室だということを知ると、収蔵品の驚くべき価値を知る法水には、一見
莫迦気
(
ばかげ
)
て見える蒐集家の神経を
頷
(
うなず
)
くことが出来た。廊下はそこを基点に左右へ伸びていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「いや、どうしてそんな
莫迦気
(
ばかげ
)
た話などがあるものかね」
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
莫
漢検準1級
部首:⾋
10画
迦
漢検準1級
部首:⾡
9画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“莫迦”で始まる語句
莫迦
莫迦莫迦
莫迦々々
莫迦者
莫迦野郎
莫迦囃
莫迦氣
莫迦力
莫迦臭
莫迦大