トップ
>
濶大
>
かつだい
ふりがな文庫
“
濶大
(
かつだい
)” の例文
「人間的活動」の領域は
濶大
(
かつだい
)
され、それに参加する自由と機会とを万人が保障されている社会に、男も女も、適材を以て適処に就くのが宜しい。
「女らしさ」とは何か
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
ケダシ
士君子
(
しくんし
)
万巻
(
ばんかん
)
ヲ読破スルモマタ
須
(
すべか
)
ラク廟堂ニ登リ
山川
(
さんせん
)
ヲ
看
(
み
)
交
(
まじわり
)
ヲ
海内
(
かいだい
)
名流ニ結ブベシ。然ル後
気局
(
ききょく
)
見解自然ニ
濶大
(
かつだい
)
ス、良友ノ
琢磨
(
たくま
)
ハ自然ニ
精進
(
せいしん
)
ス。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
片岡中将としいえば、当時予備にこそおれ、
驍名
(
ぎょうめい
)
天下に隠れなく、
畏
(
かしこ
)
きあたりの
御覚
(
おんおぼ
)
えもいとめでたく、度量
濶大
(
かつだい
)
にして、誠に国家の干城と言いつべき将軍なり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
二個敵対の神祇は広大に
瀰
(
ひろが
)
り、精微に入り、いかなる
濶大
(
かつだい
)
なる物体のうえにおいても、いかなる
緻密
(
ちみつ
)
なる極微分子のうちにおいても、ともに存せざるところなく、ともに在らざるところなく
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
後影
(
かげ
)
は確かにわが陸軍の将校士官のうちなるべし。一人は
濶大
(
かつだい
)
に一人は細小なるが、打ち連れて物語などして行くさまなり。武男はその一人をどこか見覚えあるように思いぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
露国のごときは一はその土地一個の政治の版図としてあまりに
濶大
(
かつだい
)
にして、またことにその人民と政府と
相仇視
(
あいきゅうし
)
するがためなり。米国南北戦争のごときはその南北の利益相反したるがためなり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
かの
濶大
(
かつだい
)
なる一人も
走
(
は
)
せ来たりて武男に力を添えんとする時、短銃の音に驚かされしわが兵士ばらばらと
走
(
は
)
せきたり、武男が手にあまるかの清人を直ちに
蹴
(
け
)
倒して引っくくりぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
濶
漢検1級
部首:⽔
17画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“濶”で始まる語句
濶
濶達
濶歩
濶葉樹
濶然
濶々
濶眼
濶葉樹林
濶葉
濶面