“張裂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりさく50.0%
はりさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とほくはゆみ張裂はりさくむね押鎭おししづめ打果さでや置べきかとすそみじかに支度したくを爲し既に一刀たばさんて出行でかけんとする其の折柄をりから後ろのふすま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
渡し長八は立歸らんとするにかね覺悟かくごとは云ひながら今更いまさらわかれのかなしさはなにたとへんものもなく親子はむね張裂はりさくばかりくひしばりて居たりしがかくては果じと長八は心を鬼に取なほし奉公大事に身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あまり他愛たあいなさに、効無かひな殺生せつしやうやめにしやう、と発心ほつしんをしたばん、これが思切おもひきりのあみくと、一面いちめんじやうぬまみづひるがへして、大四手おほよつで張裂はりさけるばかりたてつて、ざつと両隅りやうすみからたかほしそらかげして
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)