“濟難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみがた50.0%
すみがたく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
落されあの印籠は大恩ある人より紀念かたみ同樣どうやうに貰ひし品なれば失ひては濟難すみがたし然りながら忘れて立しが此方のあやまちなれば是非もなしと悄然しほ/\として立れたり扨其後二日ほどすぎて右の印籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取落し一里餘行て思出しあれは大切の品なれば紛失させては濟難すみがたし此處迄來りて取て返へすは太儀なれども印籠には代難かへがたしとて取て返し龜屋に至りみぎの由を云て尋ねけれども一向に知れず是非なく其處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はなしけるに母のおもせは眞赤まつかになり夫は以ての外の事をつとなき後は我等がそだてあげし文藏なれば母親のあまく育しと言れては世間の手前濟難すみがたく殊には又畜生同然の遊女などにまよひては先祖せんぞへ對しても申譯なしと大にいかりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)