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『地熱』
ふりがな文庫
『
地熱
(
じねつ
)
』
(開幕前に、上手から下手奥へ列車が通過する轟然たる響が近づき、遠ざかつて行く。開幕後も音は残る。 町はづれの丘。上手が斜めに切通しになつてゐて、私設鉄道の線路の一部。線路に添つて街道。その間に木柵。——炭坑地特有の、何から何まで黒い〔風景〕 …
著者
三好十郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 戯曲
初出
「中央公論」1937(昭和12)年 6月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1時間27分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
臥
(
ねか
)
下手
(
したて
)
灯
(
とも
)
他行
(
よそゆき
)
心
(
しん
)
番
(
つが
)
小態
(
こてい
)
粥
(
かゆ
)
鉈
(
なた
)