“女夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めおと64.3%
めをと28.6%
みょうと3.6%
メヲト3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば女夫めおと岩という二つの岩の屹立きつりつしている所があると、それに接続している数町歩の田畑または村里の字をも女夫岩という。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
こはして宮の冷淡ならざるを証するに足らざるなり、ゆゑは、この女夫めをと出入しゆつにゆうに握手するは、夫の始より命じて習せししつけなるをや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それこそお雛様ひなさま女夫みょうとのような一対の美しい夫婦が出来ると、師匠も家にいてその事を妻君などに話し、どうか、この縁はまとめて見たいものだ、といっておられました。
東京ヤウを土台にして、女夫メヲト双方のほのかな記憶を入りまじへた正月の祝儀が行はれてゐるに違ひない。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)