“めをと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メヲト
語句割合
夫婦68.0%
女夫32.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんの今日だけのことであるけれども、それでも夫婦めをとにでもなつたやうな喜悦を時子もBも感じた。
アンナ、パブロオナ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
十吉 (迷惑する。)お前とわしとは、表向きの祝言こそせぬけれど、兩方の親たちも承知の上で、末は夫婦めをとときまつてゐる仲だ。なんでほかの嫁などを貰ふものか。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
いかでむとてもやらず、うつくしきふところより、かしこくも見參みまゐらすれば、うへ女夫めをとびな微笑ほゝゑたまへる。それもゆめか、胡蝶こてふつばさかいにして、もゝ花菜はなな乘合のりあひぶね
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
書けと仰しやれば起證でも誓紙でもお好み次第さし上ませう、女夫めをとやくそくなどと言つても此方こちで破るよりは先方樣の性根なし、主人もちなら主人がこはく親もちなら親の言ひなり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)