“いっしよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一所50.0%
夫婦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これもそれと似寄によりの話で、やはり十七年の秋と思う。わたしが父と一所いっしよに四谷へ納涼すずみながら散歩にゆくと、秋の初めの涼しい夜で、四谷伝馬町てんまちょうの通りには幾軒の露店よみせが出ていた。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
『春作が、それを手に入れたら、夫婦いっしよになってあげてもいいね。江戸を売って、京都あたりでちんまりと暮してみたい。もう、こんな碁会所なんて懲々こりごりだから——』
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)