“ひとつところ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一処33.3%
一所33.3%
一處33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妾は一処ひとつところにじっとしているとひどく不安に襲われるものですから、立上ると、まるで発作を起した女のように、部屋の中をぐるぐると廻りました。
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
一所ひとつところに土橋がかかっていた。その下に枯蘆かれあしが茂っていた。また一所にの口があった。枯れたこけいていた。
隠亡堀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一處ひとつところにあると其の近所に方々にあつて、嬉しい愉快さうな聲が口々から洩れた。
山遊び (旧字旧仮名) / 木下利玄(著)